UTMを導入するリスクについて

UTMを導入するリスクについて

UTMを導入するリスクについて UTMの導入には、多種多様なメリットがあります。専用の機器を社内に設置するだけで、システムの導入が可能であり、大掛かりな工事は要りません。そのため初期投資が安価であり、工事費用やその準備が不要なのでスピーディなリスクマネジメント対策が行えます。
一方でUTM導入には、いくつかの課題があります。例えば、専用の機器が不調に陥った際のリスクが甚大です。機器故障やシステムダウンによって、ネット接続自体が出来なくなる難点が潜んでいます。他にもネットを利用する際、若干であるものの常時、通信速度の延滞が起きやすいです。UTMの解析制御やファイアウォール機能の仕様として、ほんの僅かながら延滞が生じやすく、速度低下がスタッフのパフォーマンスに影響するかもしれません。
そして、UTM製品やそのライセンス使用料がやや高めなのも、導入に関する課題です。特にライセンス使用料の費用対効果が芳しくなく、小規模なオフィスや中小企業にとっては大きな出費となります。

UTMをいくつか比較して検討するときのポイント

UTMをいくつか比較して検討するときのポイント UTM製品は機種ごとによって様々な種類があり、処理スピードが違うものもありますが、一般的なUTM製品には不正に侵入してくるようなウィルスに、対応しているものが標準的に装備されています。比較する時のポイントとしては、必要なセキュリティ機能が備わっているのかという事が、一番重要になってきます。
対策したい攻撃に、その対策自体を特色としている製品を選ぶと、重要度の高い脅威に対しての対策が万全になります。ただし、UTM製品を扱っているベンダーには、処理装置を海外などの企業から導入していたりする場合や、もともと海外で作られていた製品を輸入して日本で販売しているところもあります。
そのような場合は、マニュアルに関しては、英語になっていたり日本語に和訳したものがついている物でも、正確な日本語になっていないケースもあります。選ぶときは、その辺のサポート体制が整っているのかをしっかりと確認しておくことが大切です。